裏生徒会部
Mission☆9
姫のお悩み
- 静音side -
年が明け、冬休みも終わり、1月からまた学校が始まり、3日が経った。
柊也と除夜詣に行き、告白をされ…
あの後、私に返事どころか喋る間も与えずに、柊也は「じゃ」と帰って行ってしまった。
柊也が私のことを好き?
いつから?本当に?
いや、っていうか「じゃ」って何よ。
どうして告白しといて返事も聞かずにそんなに軽々帰れるの?
え?もしかして夢だった?私浮かれすぎてたし?
そんなことをループして考えて、残りの冬休みを過ごした。
そして、学校が始まり、私はドキドキしたまま柊也に挨拶をしたのだが…
「お、おは…おはよう、柊也」
「おはよ」
「きょっ今日もー…えっと…いい天気ね」
「そうだな」
と、今までと全く変わらない無愛想な柊也だ。
そのせいもあり、本当にあれは夢だったんじゃないのかと疑いは強まる。
そもそも、あの柊也が。
あんなに女嫌いだった柊也が好きな人が出来るだけで驚きなんだけど…
その相手が私だなんて。
嬉しいけど…実感が全く沸かない。