裏生徒会部
そして1週間後の今、現在。
私はいつも通り部室へと来て、ドアを開けようと思ったんだけど…
あれ?開いてる?昨日、閉め忘れたっけ。
不思議に思いながらドアを開けると、机の上に堂々と寝っころがっている男子生徒がいた。
「行儀悪っ!!」
「…ぅるせ」
不機嫌な顔をして起き上がった男子生徒は柊也。
なぜいる…。
「ここで何してるの?」
「何も。居たら悪いか?」
「滅相もございません」
凄く睨まれてしまった。
せっかく来てくれているんだからそんなこと言えるわけがない。
「ただ、1週間も来てなかったから…ね」
「来たくないのに来るわけないだろ」
オブラートに包みもせずそう答える。
これは中々の女嫌いなのかもしれない。
「じゃ、どうして今日は来たの?」
「…仁が行けと」
引きつった苦笑いで言う柊也。
生徒会は生徒一人につき何かしらの秘密を知っているから…
きっと脅されでもしたんだろうな…可哀想に。