裏生徒会部
私は頭の中で、5-2を何度も計算した。
3…だよね。
っていうか、これ高校生のくせに間違っちゃ駄目だよね。
とりあえず、手でやってみても、やっぱり3だ。
「…お前、俺にも走らせる気だろ」
「え?当たり前じゃん」
「なんで当たり前なんだよ。ぜってぇやだ。面倒くさい」
柊也が4って言っていたのはこういうことで。
自分は走らないつもりだから、残り4人って事だったらしい。
さて…どうやって走らせるようにしようか。
「じゃ、じゃぁ、走ってくれて、生徒会に勝ったら柊也のお願い事、なんでもきいてあげる」
「ふーん…」
柊也は少し考えるように黙ると、また口を開いた。
「その条件乗ってやる。絶対だからな?」
「承知」
まぁ、きいてあげれる範囲のだけど。