裏生徒会部
「どうします?静音先輩」
「うーん……」
こうなれば嵐ちゃんに、とも思うけど嵐ちゃんの連絡先も知らないんだよね。
嵐ちゃんは伊織くんよりいる場所の特定が難しいし…。
悩んでいると、緒方くんはポンッと手を打った。
「あ、そうだ。放課後、教室で待ってるように俺が伝えておくっすよ」
「本当?それじゃお願い出来るかな」
「了解っす」
放課後だから迷惑な気がするけど、少しだけ待っててもらおう。
柊也や嵐ちゃんと同様に伊織くんはアイスが物凄く大好きらしいからアイスでもあげ…
ってこの時期にアイスって流石に寒いよね。
別のお礼を考えよう…。
「放課後となると、今日は俺はいけないので…何かわかったら教えてくださいね」
「うん、わかった。サッカー部の方、頑張ってね」
「はい。頑張りまーす」
とりあえず放課後は部室には寄らないですぐに伊織くんのクラスに行こう。
今日はちゃんと柊也に加えて柚希ちゃんにも連絡を入れておかないと。
あの2人は依頼終わったのかな…
それも聞いておかないといけない。