裏生徒会部


次の日。

私は2人、柊也は1人、連れて来るという約束で部室に向かった。

私が連れて来たのは、親友の小野寺 茜(オノデラ アカネ)と松浦 鈴菜(マツウラ スズナ)。

2人とも他の部活に入っているんだけど「人数足りて走らないと思うから」と引き受けてくれた。


「静音は大変だなー。なんか色々」


少し男の子っぽい話し方をするのが、茜。

中学の時は一緒の陸上部で、足も速いし、運動神経抜群。

勉強の方は、まぁ…苦笑いしかできないけど。

とっても頼れる子だ。


「私も静ちゃんの役に立てるなら嬉しいよ♪」


おっとり系の鈴菜は、とりあえず頭がいい。

それに超可愛いんだけど、呪いグッズとか好きなちょっと変わった子。


「本当、2人ともありがとう」

「いいって、いいって♪絶対勝とうなー」

「私が前日に生徒会の人達がお腹痛くなるようにしてあげ」

「「しなくていいから!!」」


こんな感じで恐い鈴菜。


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