裏生徒会部
部室に着くと、もう柊也が来ているみたいで、ドアが開いていた。
「へぇー。ここが部室…案外広いな」
「そうだね~」
「そう?」
いつも来てるし、他の部室に行ったことがあまりないから、分からない。
ドアを閉めて振り返ると、いきなり男の子が走ってきて、私の手を取った。
な、何!?
ってか誰!?
「お久しぶりですー♪」
「え…えっと、誰…?」
「静ちゃんがナンパされてる~♪」
「どう見ても違うでしょ」
「静音の知り合いかーって、咲也!?」
「なっ!!茜先輩っ!?」
2人は指をさし合って、驚いた表情をしていた。
咲也?茜先輩?
2人とも知り合いなの?
っていうかあれ?咲也って子…どこかで見たことあるような…。