裏生徒会部
「…柊也だよ」
目を丸くした柊也と目を合わせる。
凄く…凄くドキドキしている。
やっと言えた。素直になって伝えることが出来た。
柊也は何かを言いかけたのか一瞬口を開いたが、すぐに閉じると黙ったままソファの方へと戻って行く。
そしてそのまま座ると、頬杖をついた。
…あ、あれ……?
ノーリアクション?返事というか告白をしたのに?何もなし?
「しゅ、柊也!?私の声聞こえてたよねっ…!?」
慌てて私は柊也の元へと駆け寄るが、全くこっちを見ようともしない。
え?もしかして「告白を忘れて」と言ったのは柊也が私に対する気持ちが冷めたからだったりしたの?
私が勝手に勘違いして柊也の優しさでそう言ってくれたのだと思いあがっていたの?
「え、あの…柊也……?」
様子を窺うべく、柊也が顔を向けている方へとそっと顔を覗かせた。