裏生徒会部
「…で、何をするんだ?」
「え?」
「部活」
あぁ、部活…ってえぇ!?
本当にやってくれるっていうか部員になってるの!?
いやまぁ、部員が増えてくれるのは嬉しいんだけど…
「えと、そ」
「ちょっと待て」
柊也は私の言葉を遮り、手でストップマークをした。
今から部活について説明をしてあげようと思ったのに。
「何?」
「半径1メートル以内近づくな。これルール」
「はい!?」
いやいや待て。
何、そのルールは。
「私はあんたの女嫌いを直すように頼まれたんだよ?それじゃ、駄目じゃない」
「俺は別に直す気なんてねぇし。半年何もないままで終わればいいんだよ」
そんなことしたら絶対、廃部にされちゃうんですけど。
私が困るんですけど。
「駄目、そんなルール却下!」
「あ?」
「これは絶対的な部長命令ね!」
「あっそ。じゃ、部活やめる」
「ごめんなさい!取り消します!」
口では勝てなさそうだ…。