裏生徒会部


沈黙のまま、ずっと作業を進める静音。


「…ったく」


俺は静音から1つ空けて席に座った。

机の上には、たくさんポンポンが置いてある。

まぁ、これを裂けばいいんだろうな。

1つポンポンを手に取る。


「…何…やってるの?」


静音は驚いた顔をして尋ねてきた。


「何って…見ての通り」


ポンポン裂いてる以外に何があんだよ。

俺がポンポンを裂き始めると、静音も前を向いて作業を再開する。

つか、こんなに作って何するんだ?


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