裏生徒会部
「も~ツ・ン・デ・レ~♡」
そう言ってニコニコと笑いながら、俺の頬を突いてくる。
なんだよツンデレって。どこがだよ。
栗原の手を掴み、そのまま笹島に押しつける。
笹島も見てないで、止めたりしろよ。
「笹島…どうにかしろ」
「あやちゃんの好きにさせてやって♪」
駄目だ。
笹島の奴、静音がなんたら作戦をしてからもっと余裕を持ったというか…
なんか面倒くさい性格になってやがる。
何回、突き放しても無駄なので、もう放置することにした。
「で、静音に何か頼んでたんだろ?」
「あ、そうそう。…って静音ちゃんは?」
「色々あって保健室」
「え。大丈夫なの?」
「あぁ」
あいつの事はどうでもいいから、早く依頼ってのを終わらせたいんだけど。
つか、ここから出て行きたい。