《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
でも柊弥はいなかった。
柊弥がいたのは――…。
「………ゴメン」
かすかに震える声がノドの
奥からもれる。
あたしホントは、
知ってるんだよ。
見たから。
ウソついたって、
知ってるんだよ――…。
(なんで……隠すの……?)
「ゴメン。
やっぱりちょっと、
体調おかしいみたい。
今日は――帰るね――…」
ジッとフロントガラスの
向こうの夜景に目をこらして。
あたしは込み上げてくる
涙をこらえるのに、必死だった。
☆☆☆☆☆
_
柊弥がいたのは――…。
「………ゴメン」
かすかに震える声がノドの
奥からもれる。
あたしホントは、
知ってるんだよ。
見たから。
ウソついたって、
知ってるんだよ――…。
(なんで……隠すの……?)
「ゴメン。
やっぱりちょっと、
体調おかしいみたい。
今日は――帰るね――…」
ジッとフロントガラスの
向こうの夜景に目をこらして。
あたしは込み上げてくる
涙をこらえるのに、必死だった。
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