《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
至近距離で柊弥の顔を
見上げ、抗議の意を込めて
ジトッと睨みつけてやった。



すると柊弥は強気な
イタズラっぽい笑みを浮かべて、



「睨むなよ。

だから言ったろ、
お前のせいだって」



「―――どこが」



(何があたしのせいよ。

勝手に発情してんのは
アンタでしょーが)



だけど柊弥は全く悪びれた
様子もなく、さらに続けて
こんなことを言う。



「わかってないのか?

オレとつき合い出して
から、お前、日に日に
いい女になっていってんだぜ。

そんなお前と密室に二人
きりで、抑えろって方が
ムリだっての」



「え…………!?」
< 15 / 227 >

この作品をシェア

pagetop