《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
そこで小さく息をはいて
から、彼女は続けた。
「いつの間にかあたしは
……田山の存在に安らぎを
感じるようになってたの。
遠距離で不安なばかりの
恋に身を焦がすより……
身近に、全てを知った上で
あたしを受け止めると
言ってくれる人がいる。
その安らぎに、あたしは
負けたのよ」
「そんな………」
徐々に飲み込めてきた話の
内容に、あたしは表情が
ゆがんでくのが自分でわかった。
(それじゃ――それじゃ
つまり、美香子さんは
柊弥を――…)
「――あたしは、田山との
婚約を受け入れた。
そして柊弥に別れの連絡をした。
柊弥は驚いたり怒ったり、
相当取り乱したけど――
自分がアメリカにいるのが
理由なら、留学を中断して
帰国するって言い出したの」
から、彼女は続けた。
「いつの間にかあたしは
……田山の存在に安らぎを
感じるようになってたの。
遠距離で不安なばかりの
恋に身を焦がすより……
身近に、全てを知った上で
あたしを受け止めると
言ってくれる人がいる。
その安らぎに、あたしは
負けたのよ」
「そんな………」
徐々に飲み込めてきた話の
内容に、あたしは表情が
ゆがんでくのが自分でわかった。
(それじゃ――それじゃ
つまり、美香子さんは
柊弥を――…)
「――あたしは、田山との
婚約を受け入れた。
そして柊弥に別れの連絡をした。
柊弥は驚いたり怒ったり、
相当取り乱したけど――
自分がアメリカにいるのが
理由なら、留学を中断して
帰国するって言い出したの」