《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
「……………!!」
言葉を失うあたしの顔を
ジッと見つめた柊弥は、
やがて何かの衝動を振り
切るようにあたしの額に
短いキスをしてから体を離した。
何事もなかったように
椅子を引いて自分の席に
座りながら、
『ったく……こっちがまいるぜ』
とか、ブツブツとつぶやいてる。
あたしは余韻の残る額に
そっと手を当てて、
しばらくその場で呆然と
突っ立っちゃってた。
「……コラ。
いつまでほうけてんだ。
コーヒーいれろよ」
どこかふてくされたような
柊弥の声に、ようやく我に
返って動き出すけど……。
(ヤダ……。
なんでこんなドキドキ
してんの、あたし……)
言葉を失うあたしの顔を
ジッと見つめた柊弥は、
やがて何かの衝動を振り
切るようにあたしの額に
短いキスをしてから体を離した。
何事もなかったように
椅子を引いて自分の席に
座りながら、
『ったく……こっちがまいるぜ』
とか、ブツブツとつぶやいてる。
あたしは余韻の残る額に
そっと手を当てて、
しばらくその場で呆然と
突っ立っちゃってた。
「……コラ。
いつまでほうけてんだ。
コーヒーいれろよ」
どこかふてくされたような
柊弥の声に、ようやく我に
返って動き出すけど……。
(ヤダ……。
なんでこんなドキドキ
してんの、あたし……)