《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
10―最後の甘い罠
☆☆☆☆☆
「おはようございます、副社長」
桜の季節も終わり、新緑が
鮮やかに色をつけ始めた季節。
明るい日差しの差し込む
副社長室から、また
あたし達の1日が始まる。
「おはよう。
すっかり初夏って感じだな」
「そうですね――」
柊弥と出会った頃は、まだ
冷たい風の吹く真冬だった。
それから数ヶ月――
時間にしたらそんなに長く
ないかもしれないけど、
でもあたし達の間には
時間でははかれない沢山の
出来事があった。
この数ヶ月であたしは
それまで知らなかった
色んなことを知り……
そして、変わった。
そのせいかな。
降り注ぐ光が、こんなにも
キラキラと輝いて見えるのは。
「おはようございます、副社長」
桜の季節も終わり、新緑が
鮮やかに色をつけ始めた季節。
明るい日差しの差し込む
副社長室から、また
あたし達の1日が始まる。
「おはよう。
すっかり初夏って感じだな」
「そうですね――」
柊弥と出会った頃は、まだ
冷たい風の吹く真冬だった。
それから数ヶ月――
時間にしたらそんなに長く
ないかもしれないけど、
でもあたし達の間には
時間でははかれない沢山の
出来事があった。
この数ヶ月であたしは
それまで知らなかった
色んなことを知り……
そして、変わった。
そのせいかな。
降り注ぐ光が、こんなにも
キラキラと輝いて見えるのは。