《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
「お前みたいな女知らないよ。

お前抱いてると、なんか
自分が迷路に迷い込んだ
みたいな気になってくる」



「え――――……」



あたしは胸がざわつくのを
感じた。



………それは、どういう意味?


迷路って――迷うってこと……?



一気に体の熱を奪うような
不安に襲われたけど、
あたしの顔色の変化に
気づくと柊弥は慌てたように、



「誤解すんな。悪い意味
じゃねーよ。

オレが、自分が思ってた
以上にお前にハマってる。

そーゆー意味だ」



「柊弥――…」



ホッとするのと同時に、
あたしは心の中で『それは
こっちのセリフだよ』って
思ってた。
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