《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
「………ん?
何つけてんだ、お前?」
上着を脱いでデスクの
椅子に座った柊弥が、
首をかしげてこっちを見てた。
プリンターの傍に立って
出力中の書類をチェック
してたあたしは、
「え? 何ですか?」
「なんか、頭についてるぜ」
「え?」
って、一体何がついてるって?
今日はおろしてゆるく
巻いてる髪を首をひねって
見てみるけど、何も見えない。
「そっちじゃない。
いいよ、取ってやるから来い」
呆れたように苦笑する
柊弥に、あたしは渋々
移動して彼に背中を向けた。
すぐに取ってくれるのかと
思ったら、柊弥は『へぇ』
と小さな声をもらして、
「なかなかいいな。春らしくて」
何つけてんだ、お前?」
上着を脱いでデスクの
椅子に座った柊弥が、
首をかしげてこっちを見てた。
プリンターの傍に立って
出力中の書類をチェック
してたあたしは、
「え? 何ですか?」
「なんか、頭についてるぜ」
「え?」
って、一体何がついてるって?
今日はおろしてゆるく
巻いてる髪を首をひねって
見てみるけど、何も見えない。
「そっちじゃない。
いいよ、取ってやるから来い」
呆れたように苦笑する
柊弥に、あたしは渋々
移動して彼に背中を向けた。
すぐに取ってくれるのかと
思ったら、柊弥は『へぇ』
と小さな声をもらして、
「なかなかいいな。春らしくて」