《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
そしてスタスタとこっちに
歩み寄ると、あたしの肩に
ポンと手を置いて、



「気になるなら、直接
柊弥クンに聞いてみればいい。

あなたが聞けば――彼も
答えるんじゃないかと、
僕は思いますよ」



「そんな………」



あたしが聞けば…なんて、
そんな予想どこから
来るんだろう。



あたしにはとてもそんな
ふうには思えない。



三浦さんは知らないけど、
あたしが柊弥の過去を気に
してるのは前からで……

それを知ったうえで、
柊弥は何も話して
くれないんだから。



(やっぱり柊弥は、
あたしに昔のことを
話したくないんだ――…)



……何か、あたしに言え
ない秘密がある。
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