君がいれば・・・②
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「おはようございます」



瀬奈は元気よく広報室のドアを開けた。



「おはよう 瀬奈ちゃん もう大丈夫?」



あの時にいた響子が近づいて聞く。



「はい ご心配おかけしてすみませんでした」



「元気になったのなら良かったわ」



響子はにっこり笑って席についた。





「木下君」


葉山が瀬奈を呼んだ。


「はい」


瀬奈は部長の机の前に急いだ。



「総支配人が呼んでいる すぐに行って」



「はい」



瀬奈は葉山に頭を下げてから広報室を出た。





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