君がいれば・・・②
移り変わり
「瀬奈……それは結婚してと言う意味かね?」
姪の口から結婚の言葉が出ない。
「いいえ、とりあえずシンのおじい様にわたしの事をわかってもらえるように実家に1ヶ月間住む事になったんです」
「まだおじい様は反対していたのか」
顔をしかめてからだの前で腕を組む。
お気に入りの姪を気に入らない事が気に入らないらしい。
「一緒に住んでわたしの事をわかってもらいたいの シンは反対されても結婚すると言ってくれているんだけど……わたしの為にパク家と縁を切ってしまうのは嫌だから」
「お前の言う事は分かるが……どうやらそのおじい様は一筋縄では行かないお方らしい」
「……だからデパートも1ヵ月後に退社させてください」
伯父は渋い顔をしていたが頷いた。
瀬奈の退社が受理されたのだろう。
「葉山君の方へ辞表を出しなさい」
「はい 失礼します」
瀬奈は立ち上がって頭を下げるとドアへ向かった。
「瀬奈」
取っ手に手をかけたまま振り向く。
「がんばりなさい 応援しているよ」
姪の口から結婚の言葉が出ない。
「いいえ、とりあえずシンのおじい様にわたしの事をわかってもらえるように実家に1ヶ月間住む事になったんです」
「まだおじい様は反対していたのか」
顔をしかめてからだの前で腕を組む。
お気に入りの姪を気に入らない事が気に入らないらしい。
「一緒に住んでわたしの事をわかってもらいたいの シンは反対されても結婚すると言ってくれているんだけど……わたしの為にパク家と縁を切ってしまうのは嫌だから」
「お前の言う事は分かるが……どうやらそのおじい様は一筋縄では行かないお方らしい」
「……だからデパートも1ヵ月後に退社させてください」
伯父は渋い顔をしていたが頷いた。
瀬奈の退社が受理されたのだろう。
「葉山君の方へ辞表を出しなさい」
「はい 失礼します」
瀬奈は立ち上がって頭を下げるとドアへ向かった。
「瀬奈」
取っ手に手をかけたまま振り向く。
「がんばりなさい 応援しているよ」