君がいれば・・・②
韓国へ出発する当日の朝、シンから電話が入り急遽仕事が入ってしまい空港まで迎えにいけなくなったという。
「シン、もちろん空港に迎えに来なくても良いよ そんな事になったら空港がパニックになっちゃうし」
『ごめんな セナ 気をつけて』
電話の向こうから本当に申し訳なさそうなシンの声。
「ドヨンさんがいてくれるから安心してね」
『あぁ 爺さんも会社へ行っているはずだから夕方までは母と義姉さんだけだと思う。気を楽にしてな?』
「うん じゃあ、シン 電話切るね」
3時間後、瀬奈は機上の人となった。
瀬奈は窓側の席に座り雲しか見えない窓の外をぼんやり見ていた。
その姿を隣に座ったドヨンは黙って見ていた。
これからの事を考えているのだろうか。
経済誌に載っていたシンの祖父のコメントや、時折テレビに出るのを見た事があるが、頑固な人と言う印象を受けた。
セナ様はこれからが大変だな。
「シン、もちろん空港に迎えに来なくても良いよ そんな事になったら空港がパニックになっちゃうし」
『ごめんな セナ 気をつけて』
電話の向こうから本当に申し訳なさそうなシンの声。
「ドヨンさんがいてくれるから安心してね」
『あぁ 爺さんも会社へ行っているはずだから夕方までは母と義姉さんだけだと思う。気を楽にしてな?』
「うん じゃあ、シン 電話切るね」
3時間後、瀬奈は機上の人となった。
瀬奈は窓側の席に座り雲しか見えない窓の外をぼんやり見ていた。
その姿を隣に座ったドヨンは黙って見ていた。
これからの事を考えているのだろうか。
経済誌に載っていたシンの祖父のコメントや、時折テレビに出るのを見た事があるが、頑固な人と言う印象を受けた。
セナ様はこれからが大変だな。