君がいれば・・・②

「ドンヒョク様、シン様、ジフン様もご一緒でしたか、お帰りなさいませ」



先ほどの瀬奈に対する態度とはまったく違う家政婦に瀬奈はある意味感心してしまう。



「ただいま　門でばったり会ったんだ」



ドンヒョクは家政婦に言うと後ろにいる瀬奈を見る。



「セナさん、よく来てくれたね　歓迎するよ」



「ありがとうございます」



瀬奈は初めて言われた暖かい言葉にホッとした。



「セナ、ただいま」



シンが靴を脱いで上がるといきなり瀬奈の腰に腕を回した。



「シ、シンっ！」



ドンヒョクは笑っているが家政婦は驚いている。



「シン、ほどほどにしておけよ」



後から入って来たジフンがその光景を見て言う。