君がいれば・・・②
セナの様子がおかしい……。



瀬奈の後姿を見送ってから、シンはゆっくりリビングへ行った。



ジフンは家政婦に出してもらったお茶を飲んでいた。



シンがドカッとジフンの隣に座る。



「感激の再会ってわけじゃなさそうだな?」



ジフンがシンの様子を見てからかった。



******



バンッ!



シンがテーブルを思いっきり叩いた。



「いったい、どういうつもりなんですか!」


立ち上がったシンが祖父に怒鳴った。



ダイニングルームに移動して席に着くと1人分の箸が足りない。



それを見たシンが怒りを爆発させた。



「兄さん、義姉さんや母さんは?」



食卓についているのは男4人だけだ。



「俺も知らない……」



ドンヒョクも聞きたいくらいだった。




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