君がいれば・・・②
おつかい
******
「行ってきます」
瀬奈は意気揚々と出かけたのだった。
1人で街を歩いた事がない。
数度来た時はジフンかシンが一緒だったし、今回も家政婦が一緒だったからだ。
1人の時間がないに等しい瀬奈はこの外出を楽しんでいた。
かといって、寄り道などは出来ない。
瀬奈は2度市場へ来た道を思い出しながら進んだ。
******
「これで買うものはOKだね」
買うものが少なくても結構な重さになってしまった。
立ち止まり瀬奈は買い物袋の中身を確認した。
その時、背後からどすんと何かがぶつかり瀬奈はよろめいた。
「きゃっ!」
前のめりになってコンクリートの地面に膝を付いてしまう。
「いったーい!」
普通ならば謝る声が聞こえるのに、去って行く足音が聞こえる。
男が瀬奈のバックを持って走っていくのを目にした。
「ど、どろぼう!」
思わず日本語で叫び瀬奈は後を追った。
「行ってきます」
瀬奈は意気揚々と出かけたのだった。
1人で街を歩いた事がない。
数度来た時はジフンかシンが一緒だったし、今回も家政婦が一緒だったからだ。
1人の時間がないに等しい瀬奈はこの外出を楽しんでいた。
かといって、寄り道などは出来ない。
瀬奈は2度市場へ来た道を思い出しながら進んだ。
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「これで買うものはOKだね」
買うものが少なくても結構な重さになってしまった。
立ち止まり瀬奈は買い物袋の中身を確認した。
その時、背後からどすんと何かがぶつかり瀬奈はよろめいた。
「きゃっ!」
前のめりになってコンクリートの地面に膝を付いてしまう。
「いったーい!」
普通ならば謝る声が聞こえるのに、去って行く足音が聞こえる。
男が瀬奈のバックを持って走っていくのを目にした。
「ど、どろぼう!」
思わず日本語で叫び瀬奈は後を追った。