君がいれば・・・②
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真夜中、シンは隣に眠っている瀬奈の顔を見ていた。


悩んでいたんだろうな。


俺も離れたくないよ セナ……。



瀬奈が韓国へ来る決心をしてくれたのは嬉しいが、無理をさせているようで心配だ。



今回の来日は1ヶ月ほど日本に滞在する予定。



その事を瀬奈に言うのを忘れた。


写真集の撮影の為で、有名な写真家の信也に撮ってもらう。


ある意味この1ヶ月が楽しみでもあった。


瀬奈と長い時間を過ごせるし、あの写真家に撮ってもらうのも楽しみだった。



瀬奈の指にはまったダイヤモンドの婚約指輪をくるくると動かす。


ぐっすり眠っている瀬奈は気づかない。



キスで膨らんだ瀬奈の唇にそっと唇を重ねるとシンは目を閉じた。








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