君がいれば・・・②
瀬奈の言ったとおりカメラを構えた記者たちがかなりの人数で門の外にいた。



何があったのかしら?



「お手伝いさんですね?シンさんは家にいますか?チェ・ユナさんとは家族ぐるみのお付き合いだそうですね?」



記者の1人が尋ねるが、キムはそれを無視して部屋の中へ戻った。



チェ・ユナ?家族ぐるみのお付き合い?



キムは首をかしげた。



そのような名前を聞くのは初めてだったからだ。



シンは昨日は地方へロケだった為、帰らなかった。



******




ピンポーンピンポーンピンポーン!



マンションのインターホンをジフンは連打した。



『なんだよ 兄貴?』



実家へ戻る前にマンションへ戻り支度を終えてジフンを待っていたシンだが、慌てた様子に首をかしげる。



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