君がいれば・・・②

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「ドヨン、韓国大学病院へ行くぞ」



シンのボディーガードの事務所にいたイ･ドヨンは先輩のオ･ハジンに言われた。



韓国大学病院？



「誰かのお見舞いですか？」



ドヨンはスーツの袖をクイッと引いて腕時計を見た。



時刻はまだ朝の８時。



お見舞いには早い時間だ。



「セナ様が倒れたそうだ」



「ええっ！？」



ドヨンは思わず大声を出してしまった。



「今朝、救急車で運ばれたんだが、すでに回復して家に戻って良いそうだ」



最近の報道にドヨンは心配していたが、まさか倒れてしまうとは……。



「早朝の救急車で家の周りにいたマスコミが何事かと病院へ殺到している　行くぞ」



ドヨンの他にも同僚４人を連れて２台の車で韓国大学病院へ向かった。