君がいれば・・・②
ドヨンはハジンの運転する車の助手席に座りながら考え事をしていた。



まさか……。



ナイフを見て取り乱してしまった時の瀬奈を思い出す。



彼女は大丈夫だと言い診療は受けなかった。



もしそうだとしたら治っていなかったんだ。



シン様は知らないんだな。



分かっていれば病院で検査させるはずだ。



「ハジンさん、気になる事があります シン様と話を出来るように取り計らってください」



「気になる事?」



運転に集中しながらもドヨンの言葉が気にかかり顔をドヨンに向けた。



ドヨンはナイフに刺された事がトラウマになっている事を話した。




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