君がいれば・・・②
マンションの近辺にもマスコミがたくさん待ち構えていた。
シンが瀬奈の肩を抱いてマンションへ入ると辺りは大騒ぎになる。
『シンさん!ユナさんはこの事を知っているんですか!?』
記者の1人の声が聞こえてシンの腕の中にいる瀬奈はビクッとなる。
ユナの名前を聞いた途端に、足ががくがくしてきて足が前に進まない。
「セナ?」
瀬奈が立ち止まったのを見てシンは下を向いている顔を覗き込む。
「震えているじゃないか!」
目を閉じて震えている瀬奈を有無を言わさずに抱き上げるとエレベーターに向かった。
瀬奈を抱きかかえたまままっすぐ寝室へ向かう。
「セナ、気分が悪いのか?どこか痛むのか?」
自分のベッドに瀬奈を降ろしてシンが聞く。
瀬奈は首を横に振る。
「セナ!」
なんでもないわけが無い。
こんなに震えて顔色が悪いと言うのに。
「シン……少し眠りたい……」
「ああ、もちろん たっぷり眠らないと駄目だよ」
瀬奈の身体に手を添えて横にさせる。
横になった瀬奈は眩暈を感じて目を閉じた。
シンが瀬奈の肩を抱いてマンションへ入ると辺りは大騒ぎになる。
『シンさん!ユナさんはこの事を知っているんですか!?』
記者の1人の声が聞こえてシンの腕の中にいる瀬奈はビクッとなる。
ユナの名前を聞いた途端に、足ががくがくしてきて足が前に進まない。
「セナ?」
瀬奈が立ち止まったのを見てシンは下を向いている顔を覗き込む。
「震えているじゃないか!」
目を閉じて震えている瀬奈を有無を言わさずに抱き上げるとエレベーターに向かった。
瀬奈を抱きかかえたまままっすぐ寝室へ向かう。
「セナ、気分が悪いのか?どこか痛むのか?」
自分のベッドに瀬奈を降ろしてシンが聞く。
瀬奈は首を横に振る。
「セナ!」
なんでもないわけが無い。
こんなに震えて顔色が悪いと言うのに。
「シン……少し眠りたい……」
「ああ、もちろん たっぷり眠らないと駄目だよ」
瀬奈の身体に手を添えて横にさせる。
横になった瀬奈は眩暈を感じて目を閉じた。