君がいれば・・・②
シンの運転する車は海岸沿いを走っていた。


2人っきりで瀬奈は大満足。



くつろいでいるシンを見て嬉しい。



時折、運転をしながらシンがわたしの手に手を重ねてくれる。



そのたびに心臓がドキンと波打つ。


わたしの大好きな人。


毎日顔を見ていたい。


一緒に過ごしたい。



とにかく1ヶ月間シンが日本に滞在してくれるのが最高に嬉しい。



「何考えているの?」


シンが長く黙っている瀬奈に聞く。



「すごく幸せだなって」


シンの方に笑顔を向ける。



「俺もセナの笑顔が見れて幸せだよ」



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