君がいれば・・・②
シンは顔を隠すキャップもサングラスもかけていなかった。



あまりのマスコミの多さでなかなか前に進めないが、苛立つ事もなかった。



ハジンとドヨンたちが2人の前を歩く。



『セナさん、2人はうまくいっているんですね?』



瀬奈に声をかけた女性。



瀬奈は立ち止まって声がした方を見た。



「はい わたしはシンを愛しています」



にっこりと微笑んで瀬奈は答えた。



その姿を見てドヨンとハジンは安堵した。



「俺たちは川を散歩するだけです 興味があれば付いて来てかまいませんが邪魔はしないで下さい」



シンがそう言うと瀬奈を促して歩き始めた。





< 215 / 256 >

この作品をシェア

pagetop