君がいれば・・・②
バスルームから出て来たシンは真っ白なバスローブを着ている。



サラサラの髪はまだ湿っていて、無造作にタオルで拭きながら歩いてくる。



「瀬奈も浴びてくる?それとも湯をためようか?」



「じ、自分で出来るから」



「夕食はルームサービスで良い?」



シンが冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出して聞く。



「うん いいよ」



シン、疲れているみたい……。



明るく振舞っているけどどこか上の空。



今日の打ち合わせで何かあったのかな。





シンが受話器を取り上げてルームサービスを注文している。



そんな姿もすごくきれいで瀬奈はぼうっとなってしまいそうだ。



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