君がいれば・・・②
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「瀬奈、今日はずいぶんおめかししているじゃない?」
更衣室に入ると先に来ていた友人で同じ受付の亜佐美が近寄ってきた。
「そんな事ないよ?」
内心鋭いな~なんて思っているんだけど。
「じゃあさ、今夜久しぶりにお寿司食べに行かない?」
「え!……っとそれはダメ……」
「はは~ん やっぱり用があるんじゃない?」
亜佐美の顔がにやけている。
「もうっ!」
にやけている亜佐美は放っておいて瀬奈は着替えをした。
「早くシンに会わせてね?」
「うん、今日聞いておくね」
って……言ってから手を口元に持っていく。
「やっぱり、シンと会うんじゃん」
「……ごめんね」
最近はいろいろな人からシンの事を聞かれたりするから無意識に警戒してた。
親友の亜佐美なのに……。
なんか……この頃人間不信だ。
あの事件があって以来、知らない人が近寄ってくるのが怖い。
とくにわたしを刺した女の人と同年齢の人が近寄ってくると身構えてしまう。
「瀬奈、今日はずいぶんおめかししているじゃない?」
更衣室に入ると先に来ていた友人で同じ受付の亜佐美が近寄ってきた。
「そんな事ないよ?」
内心鋭いな~なんて思っているんだけど。
「じゃあさ、今夜久しぶりにお寿司食べに行かない?」
「え!……っとそれはダメ……」
「はは~ん やっぱり用があるんじゃない?」
亜佐美の顔がにやけている。
「もうっ!」
にやけている亜佐美は放っておいて瀬奈は着替えをした。
「早くシンに会わせてね?」
「うん、今日聞いておくね」
って……言ってから手を口元に持っていく。
「やっぱり、シンと会うんじゃん」
「……ごめんね」
最近はいろいろな人からシンの事を聞かれたりするから無意識に警戒してた。
親友の亜佐美なのに……。
なんか……この頃人間不信だ。
あの事件があって以来、知らない人が近寄ってくるのが怖い。
とくにわたしを刺した女の人と同年齢の人が近寄ってくると身構えてしまう。