君がいれば・・・②
まっすぐ東京に向かい、瀬奈が目を覚ましたのはあと10分ほどでホテルへ着く時だった。



ビクッと身体を動かしてから身体を慌てて起こす瀬奈。



「どうした?もうすぐ着くよ」



「えっ?」



やだ……そんなに寝ちゃっていたんだ……。



ここまで2時間はかかるのに……。



「大丈夫?セナ」



瀬奈が目を覚ましたのが分かり、助手席のドヨンを心配そうな顔で振り向いた。



「う、うん……」



「セナ様、申し訳ありませんでした」



丁寧に謝るドヨンに瀬奈は「すぐに助けてもらったから大丈夫です」と言った。





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