君がいれば・・・②
ルームサービスの食事を食べるとソファーに寄りかかりながら瀬奈はうつらうつらと船をこぎ始めた。



瀬奈の気持ちをやわらげようとアメリカのラブコメディのDVDを2人で見ていた。



「セナ、俺の膝に頭を置けばいい　横になって」



瀬奈の頭を自分の組んだ膝の上に置く。



「ありがとう」



横になってシンの膝の上に頭を置いた瀬奈は数分間DVDを見ていたがやはり眠気には逆らえずいつの間にか眠りに落ちて行った。



小さな寝息が聞こえてきた。



シンはDVDの再生を止めると瀬奈を抱き上げてベッドルームへ連れて行った。



そっとベッドの上に瀬奈の身体を横たえ掛け布団をかける。



顔にかかった髪の毛を払おうとした時、瀬奈の肌が汗ばんでいる事に気づいた。



額に手を置くと少し熱があるようだった。




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