君がいれば・・・②
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「おはようございます」


部屋に入るとまっすぐ葉山の机に行った。


すでに出勤していて書類を見ている。


瀬奈が目の前に立つと葉山は目を少し細めた。


なんとなく顔色が悪いのは気のせいか?


「やあ、これからよろしく 木下さん」


前までは瀬奈ちゃんと呼んでいた。


部下になったのでけじめをつけるために木下さんと葉山は呼び方を変えた。



広報課のスタッフと顔見知りだった瀬奈はすんなりと溶け込めた。




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