君がいれば・・・②
「葉山部長からマスクメロンの差し入れで~す」
外に出ていた葉山が戻ってくるとスタッフに渡した。
「瀬奈ちゃん、お茶にしましょうか」
主任の明子に言われて瀬奈は手を止めた。
「はい お手伝いしてきます」
瀬奈は立ち上がると給湯室へ行った。
給湯室に瀬奈より入社の早い女性、響子がいた。
「手伝います」
「ありがとう じゃあ、メロン切ってくれる?」
響子がメロンと果物ナイフを渡そうとした。
果物ナイフと見た瞬間、瀬奈の心臓が早鐘を打ち始めた。
呼吸が苦しくなる。
「……っ……はぁ……はぁ……」
全身が震えて瀬奈はぎゅっと目を閉じた。
外に出ていた葉山が戻ってくるとスタッフに渡した。
「瀬奈ちゃん、お茶にしましょうか」
主任の明子に言われて瀬奈は手を止めた。
「はい お手伝いしてきます」
瀬奈は立ち上がると給湯室へ行った。
給湯室に瀬奈より入社の早い女性、響子がいた。
「手伝います」
「ありがとう じゃあ、メロン切ってくれる?」
響子がメロンと果物ナイフを渡そうとした。
果物ナイフと見た瞬間、瀬奈の心臓が早鐘を打ち始めた。
呼吸が苦しくなる。
「……っ……はぁ……はぁ……」
全身が震えて瀬奈はぎゅっと目を閉じた。