君がいれば・・・②
「ご気分はいかがですか?」
「もう大丈夫です……」
「いえ、まだご気分が悪そうですよ」
「ドヨンさん、この事はシンには……?」
今朝、あれほど反対されたのに気を失ったと知られたら小言を言われてしまう。
「はい まだご報告はしていませんが……この事はご報告させていただきます そしてしっかり治療をされた方が良いかと」
ドヨンが神妙に言う。
「治療?」
治療と言われて瀬奈が眉根を寄せる。
「はい 果物ナイフを見て気を失ったとお聞きしました やはり先日の事がセナ様の精神をおかしくさせている事かと思われます いわゆるトラウマです」
「ドヨンさん……」
「このままではお料理も出来なくなってしまいますよ」
果物ナイフを見て卒倒してしまうのならば料理を作る事が出来ない。
「昨日までは大丈夫だったのに……」
シンといる時は料理をしないが、家にいる時は料理をしている。
事件後、昨日まで包丁を使って料理をしていたのだ。
「もう大丈夫です……」
「いえ、まだご気分が悪そうですよ」
「ドヨンさん、この事はシンには……?」
今朝、あれほど反対されたのに気を失ったと知られたら小言を言われてしまう。
「はい まだご報告はしていませんが……この事はご報告させていただきます そしてしっかり治療をされた方が良いかと」
ドヨンが神妙に言う。
「治療?」
治療と言われて瀬奈が眉根を寄せる。
「はい 果物ナイフを見て気を失ったとお聞きしました やはり先日の事がセナ様の精神をおかしくさせている事かと思われます いわゆるトラウマです」
「ドヨンさん……」
「このままではお料理も出来なくなってしまいますよ」
果物ナイフを見て卒倒してしまうのならば料理を作る事が出来ない。
「昨日までは大丈夫だったのに……」
シンといる時は料理をしないが、家にいる時は料理をしている。
事件後、昨日まで包丁を使って料理をしていたのだ。