君がいれば・・・②
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大きな果物籠と祖父の好きな焼酎を手にして大きな玄関の前に立った。



シンが御曹司だとは知っていたが、こんなにも大きな家だとは思わなかった。



韓国一の化粧品会社だもんね。



今では日本人にも大人気のクリームはどこへ行っても品切れ状態だ。



インターフォンを鳴らすと年配の女性が出てきた。



「お帰りなさいませ シン様」



家政婦はシンを笑顔で出迎えるが、瀬奈にはチラッと見ただけだ。



「ただいま」



シンはその事に気づいたが、何も言わずに瀬奈の手を握り中へ入った。



その家政婦は長年祖父に使えていて数人いる家政婦の長だ。



瀬奈は家の中へ入ると更に驚いた。



あちらこちらに美術品が置かれている。



ここは美術館!?って言う感じだ。




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