君がいれば・・・②
「よく来てくれたね セナさん」



瀬奈を温かく迎えてくれたのはシンの兄のドンヒョク。



その隣に妻のヨンエ、そして母親のユジンがいた。



2人ともにこやかに出迎えてくれた。



「こんばんは お招きいただきましてありがとうございます」



瀬奈は頭を下げてお礼を言う。



「すっかり韓国語が出来るようになったんだね?」



ドンヒョクは驚いた。



「まだまだ片言です」



とんでもないと言うように顔の前で手を振る。



「シン、ちょっと来てくれないか 母さん、セナさんを頼みますよ」



そう言うとシンを連れて隣の部屋へ行ってしまった。


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