君がいれば・・・②
「おじい様、セナがここまで言っているんです 何か言ったらどうなんですか?」



シンは祖父に言う。



「なかなか根性はあるようだな」



祖父が瀬奈を見た。



「根性なんて……ありません ただ、わたしはシンが大好きなんです 好きな人と一緒にいたい。そして皆さんに祝福してもらいたい」



「……ではお前の事を知る機会を設けよう」



「それは何なんですか?」



祖父の言葉に反応したのはシン。



「1ヶ月、この家に住むといい」



出来ないとわかって無理な事を言っているのだ。


シンは呆れた。



「セナ、もういいんだ 行こう 爺さんがいない方が俺たちは幸せになれる」



無理に瀬奈を立たせる。




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