君がいれば・・・②
「……待って!シン」



止まるように、シンの手を引っ張る。



「セナ?」



「おじい様、1ヶ月間よろしくお願いします」



瀬奈が祖父に頭を下げた。



「セナ、何を言っているんだ!?」



シンが慌て大きく首を振る。



「シン、お願い このままじゃ嫌なのっ」



瀬奈の真剣な表情にシンは額に手を置くと疲れたように溜息を吐いた。



「……わかった 1ヶ月間だ」



シンが瀬奈の熱意に折れたのだった。





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