オモイノタケ~バレンタイン物語~
車を走らせ、30分
家の前に着いた
お隣のチャイムを押す
家の扉が開き、凉花の母が顔を出す
「卓ちゃん久しぶりね。由美さんから聞いてたけど、大きくなったわね。」
話続けようとするおばさんを制する様に聞いた
「おばさん、凉花帰ってきてる?」
「まだ帰って来てないよ。卓ちゃん、待ってたら?」
「ありがとう。でも、良いよ。ただ凉花のケータイ番号教えて」
「卓ちゃんがニッて笑ったら逆らえないわ」
凉花のケータイ番号を手にいれた卓也は凉花に電話をかけた