ハナウタ
古典の授業が始まるなか、前の授業の時同様に丸められたピンク色のメモ用紙が僕のもとに転がり込んで来た。
内容は、予想の通り。
『柏原クンてめっちゃカッコよくなぃ?!!(*◎△◎*)+゜.・*
彼女ぃるのカナァ??』
僕はセーラー服のスカートのポケットからシンプルなデザインのメモ帳を取り出すと、2列だけの簡単な返事を書いてこっそり彼女に渡した。
『係が一緒だから最近少し話すけどそういう事に関してはちょっとわからないな。
話すきっかけにもなるし、聞いてみると良いんじゃないかな。』
それから2、3返ってきたメモにも、僕は出来るだけ丁寧に返事をした。
放課後、九ノ月サンが柏原君に話し掛けている様子が視界に入った。
いつも通りのはずの彼の笑顔が、どこか困っているような雰囲気だったように見えたのは僕だけだったんだろうか?
内容は、予想の通り。
『柏原クンてめっちゃカッコよくなぃ?!!(*◎△◎*)+゜.・*
彼女ぃるのカナァ??』
僕はセーラー服のスカートのポケットからシンプルなデザインのメモ帳を取り出すと、2列だけの簡単な返事を書いてこっそり彼女に渡した。
『係が一緒だから最近少し話すけどそういう事に関してはちょっとわからないな。
話すきっかけにもなるし、聞いてみると良いんじゃないかな。』
それから2、3返ってきたメモにも、僕は出来るだけ丁寧に返事をした。
放課後、九ノ月サンが柏原君に話し掛けている様子が視界に入った。
いつも通りのはずの彼の笑顔が、どこか困っているような雰囲気だったように見えたのは僕だけだったんだろうか?