ハナウタ

<<後書き>>






まずはここまで読んで下さった読者様方に感謝の意を申し上げます。


壮大さや、涙を誘うようなストーリーはこの作品にはありません。
別になんでもない、繊細過ぎる女の子のお話を主体に、ただ淡々と、日常に転がっている"幸福のカケラ"を見つけやすくするお話にしたつもりです。


皆がもっと冷静に物事を理解したなら、もっと争い事は減るはずだけど、本当に世界がそうなってしまったら、そこに人の温もりは残らない。

割り切れないけど、だから感じる幸せはきっと強いんですね。

悲しさも、苦しさも、そして幸せも、多くは自分の価値観から来るなら、幸せを感じられる可能性は無限にあるはずです。

そして、やっぱり、人には人の温もりが必要不可欠です。
その多少には、個人差がありますが。
なしでいたら、絶対、何か、なくしてはいけないところが、摩滅してしまうと思います。






この話を読んだ誰かが、身近な幸せに気付いて、そして誰かの手を取る事ができますように、


差し出がましいようですが、祈らせていただきます。







もう一度、この作品を見つけて下さったあなた様に無上の感謝を。







現夜
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