70億分の4
出会い
奈々said
「ただいまーっ」
学校から帰って,家の玄関を勢いよく開けると
ローファーをポイっと脱ぎ捨てて
あたしはすぐ様 自分の部屋に向かった。
そしてかばんをベットに投げ捨てて、
パソコンの電源を入れる。
パソコンって怖い。
だってハマるとこの立ち上がる時間さえもイライラする
「あ、立ち上がった!」
ネットを開いてお気に入りの一番上にある
『雑談掲示板』をクリックした。
開いたのは白とピンクのシンプルなレイアウトの掲示板。
最近あたしはこの掲示板に通いつめている
そこの中でも『華JK1』というルームが
あたしが住民化している場所だ。
ここではあたしと同じ女子高生の子が集まり、
学校のことや恋愛など自由に雑談ができるようになっている。
「誰か知ってる人いないかなー」
少し前までは自分でトピックを立てていたけれど
最近では交流を広くするため
結構いろんな子のトピックにも行くようにしている。
っていうか なんか今日流れ早いかも…
まあ皆,学校から帰る時間だしね。
そんなたくさん人がいる時間の中で
あたしはある1つのトピックに目がいった。