溺愛してます!狼先輩!!!
「...ちゃーん?」


!!!


いつの間にか
自分の世界に入ってたみたいで
気が付くと目の前に心配そうな
kirihaさんの顔があった。


「raiのこと見つめちゃってさぁ
かわいーなーもう。」

んなっ!!

見つめてなんかないし!!

「違うって言いたげだね。
でもずーっと見てたよ?」

[それはぼーっとしてて
先輩なんて見てないです!]

「んー。
じゃぁその皺のよったスカートは何?」

スカート...?


視線をスカートに下ろすと
自然に力のこもっていたらしい手が
そこに深い皺を作っていた。



























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