溺愛してます!狼先輩!!!
「彪-アヤ-くん!」
隣の車両に入り
おにぃちゃんがいないかと
びくびく探してる私とは裏腹に
笑顔で男の子に声をかける
ご機嫌なさーちゃん。
ほんと私の都合無視で
笑顔なんか振りまいてさ。
可愛いから許しちゃうよ...
もう。
「小百合!おはよ。」
さーちゃんに気付いた男の子は
それに負けない笑顔を
さーちゃんに向けてきた。
うぁー。
なんかお似合いな二人だな。
「この子がゆーだよ。」
もう一度紹介していたのか
前言ったように親友なの。
とこれまた花開く笑顔で
言ってくれた。
「うん知ってるよ。
白雪さんは有名だもん。」
う。やっぱりそのあだ名
広まってるっていうの
嘘じゃなかったんだ。
そう言えばあの先輩、
またなっていってたよね。
また会えるのかなぁ...