溺愛してます!狼先輩!!!
「嫌いじゃないのか?」

私が首を降り続けてると
後ろから抱きついてた先輩が
私を前に向かせて聞いてきた。


まっすぐにこっちを見てる目。

あんまり真っ直ぐだから
なんか恥ずかしくなってきて。

フイッと目をそらした。

「目、そらすな。」

なんだか嬉しそうな
意地悪そうな顔をしてる先輩は
私の顔を手のひらで挟むと
また真っ直ぐこっちを見てきた。

は、恥ずかしいよぉ...


「俺の事嫌いじゃないんだな?」

いくら顔を動かしても
いくら引っ張っても離れない手。


私は恥ずかしいのを堪えて
小さく一回頷いた。



















< 58 / 131 >

この作品をシェア

pagetop