溺愛してます!狼先輩!!!
「よし、できたー。」


着替え終わり、
さーちゃんに髪をやってもらうと
満足げな製作者の声が上がる。


[さーちゃんありがとう]


「いえいえ。
ゆー可愛いから
髪もいじり甲斐があるよー」

[お世辞でも嬉しい!
ありがとね?]


「お世辞じゃないけど
まぁとにかく、
鏡見ておいでー?」


お世辞じゃないなんてお世辞を
さらっと言ってくれた
さーちゃんに感激しながら
近くにいた子に鏡を借りた。


なにこれっ!
さーちゃんすごーっっっ!!!


鏡に写っていたのは
下はゆる編みの三つ編みお下げで
上は三つ編みを
真ん中の前髪のとこだけ
リボンみたいにした
なんともすごい髪型だった。


[さーちゃんすごすぎっ!
本当にありがとね?]


素直にお礼を言うと
「別にすごくないのよー。」
って照れ出すさーちゃん。

それが可愛くて
思わず笑みがこぼれる。



「何ニヤついてんだ。」







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